メルセデス・ソーサ




南米音楽の女王メルセデス・ソーサが
歌うフォルクローレ版ミサ曲。
アルゼンチンの作曲家アリエル・ラミレス(1921-)が1963年に作曲したフォルクローレ版ミサ曲《ミサ・クリオージャ》は、チャランゴやアコーディオンなど民俗楽器を取り入れたエスニック風味と、宗教的な厳粛さを併せ持ち、クラシック界とフォルクローレ界両方にセンセーションを巻き起こしました。この世界的人気曲を、ラテン・アメリカを代表するベテラン女性歌手メルセデス・ソーサが歌いました。ラテン・アメリカの魂を体現する力強さとエモーションに溢れたメルセデスの歌声は、まさに《ミサ・クリオージャ》の決定版といえるでしょう。同時期に作曲され"フォルクローレ・カンタータ"と呼ばれる《アルゼンチンのクリスマス》も収録。

UCCL-1002

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アリエル・ラミレスAriel Ramirez (1921-)
《ミサ・クリオージャ(南米大陸のミサ)》
キリエ/グローリア/クレド/サンクトゥス/アニュス・デイ
編曲・総指揮:マエストロ・リカルド・アグマン
ブエノスアイレス・エストゥディオ・コラル合唱団
合唱指揮:カルロス・ロペス・プクシオ
《アルゼンチンのクリスマス》
マリアへのお告げ/さすらい/誕生/羊飼いたち/東方の三博士/逃避行
ラグン・オナク合唱協会
メルセデス・ソーサ(ヴォーカル)
ニコラス・"カチョ"・ブリスエラ(g)、ハイメ・トーレス(チャランゴ)、チャンゴ・ファリアス・ゴメス(perc)
オスカル・ジウンタ(コントラバス)、マルセロ・チオディ(管楽器)他
録音:1998年8,9月、1999年9−11月ブエノス・アイレス
CD:UCCL-1002 \2,548(\2,427)DECCA (2000.09.23)

メルセデス・ソーサ Mercedes Sosa
Mercedes Sosa1935年7月9日アルゼンチン北部トゥクマン州に生まれる。幼い頃から民謡を好んで歌い、15歳でラジオ局主催のコンテストに優勝。30歳の頃アルゼンチン・フォルクローレ界の大イベント<ユスキン民謡祭>に出演し注目され、ブエノスアイレスに招かれて活動するようになる。68年に初のヨーロッパ公演を行ない「エディット・ピアフ以来の感動的な民衆歌手」と絶賛される。数々のアルバムをリリース、名実共にラテン・アメリカを代表する存在となり、アルゼンチンはもちろん、すべての中南米諸国、ヨーロッパ、アジアでも高い人気を誇った。万人の胸に響く親しみやすい歌声、軍事政権下のアルゼンチンで政府の抑圧を恐れず民衆の気持ちを歌う志の高さと気品で、「百年に一人の声」「南米民衆の心の代弁者」と呼ばれる。
アリエル・ラミレス Ariel Ramirez
1921年サンタ・フェ生まれ。少年の頃からピアノを弾きクラシックを学ぶ一方、フォルクローレに強く惹かれ、20歳の頃にはアルゼンチン北部を旅して民謡の採譜研究を行なった。43年ブエノスアイレスでルイス・ジァネオに和声・作曲法を師事。その傍らフォルクローレ音楽家と交流を結ぶ。55年アルゼンチン・フォルクローレ集団を結成し、民族的な音楽の発展と普及のために尽力してきた。《ミサ・クリオージャ》《アルゼンチンの女たち》《南アメリカのカンタータ》など、民俗音楽に根ざした高度な芸術作品である連作を発表し名声を確立した。現在もアルゼンチン著作権協会の要職を務めるなど、アルゼンチン音楽界の重鎮として、大きな人望を集めている。
ミサ・クリオージャについて
《ミサ・クリオージャ(南米大陸のミサ)》は63年に作曲された。当時「教会内のミサは必ずしもラテン語に限ることなく、諸国語によって行ってもよい」と定めた第2バチカン公会議(1962-65)の決定を受け、スペイン、アフリカ、南米各国からその国固有のミサ曲が生まれたが、世界中から最も高い評価を受け「民族的ミサ」の新分野を代表する曲と認められたのが《ミサ・クリオージャ》だった。チャランゴ、ケーナ、シークなど民俗楽器を効果的に使ったフォルクローレ固有の色彩と、ミサ曲らしい格調を持ったクラシカルな手法を見事に融合し、万人の心を打つ魅力にあふれている。
64年ラミレスの自身によって初めて録音され、世界中で300万枚を突破するヒットを記録。87年にはスペインの名テノール、ホセ・カレーラスを独唱にたてたラミレス自作自演盤第2弾も大きな話題となった。
「ラテン・アメリカの声」=メルセデス・ソーサによる今回の録音は、まさに正当なラテン・アメリカの精神を体現した《ミサ・クリオージャ》決定盤に違いない。
DECCA