UNIVERSAL CLASSICS
Masumitsu Miyamoto
宮本 益光(バリトン)


宮本 益光(バリトン)
NEWS / INFORMATION
江川紹子(ジャーナリスト)<ライナーより>
男の歌手が日本語で歌った子守歌のCDが欲しい――そう思ったのは、アメリカに住んでいる男性の友人2人から、相次いで「子どもが生まれた」という朗報が入り、お祝いを何にしようか考えている時でした。
でも、あちこち探してみても、残念ながらそういうCDは見つかりませんでした。
それから数年後、私は一人の若いバリトン歌手と出会います。
歌がうまいのはもちろんのこと、日本語の発音がとてもきれい。翻訳や作詞なども手がけて、言葉に対する思い入れがあって、子どもの合唱の指導もしているなど、大の子ども好き。そんな宮本益光さんとの出会いで、私の漠然とした思いは、具体的な企画となって動き出しました。
子守歌は子どもが出会う最初の音楽。だからこそ本物を――美しい曲ときれいな日本語を、最高の演奏で――聞かせたい。そのように考えていましたので、歌手はもちろんのこと、すべてに渡って、今の日本で考えられる最高の陣容が必要でした。
ピアニストの寺嶋陸也さんに熱烈ラブレターを送り、伴奏をお願いしました。作詞家の松本隆さんをお訪ねして、訳詞をお願いしました。そしてユニバーサル・ミュージックに押しかけて、制作をお願いしました。
不思議なくらい、誰もが快諾してくださり、このCDは形になりました。しかも、私が当初思い描いていた以上の出来栄えで!
子どもはもちろん、大人たちの一日の締めくくりにも、ぴったりだと思うのです。私自身も、美しい歌声と妙なるピアノの調べを聞く度に、心の緊張がゆるゆると解きほぐされ、えもいわれぬ幸福感で満たされます。
子どもはミルクを、大人はハーブティ(または好みのお酒を少々)を味わいつつ、CDプレイヤーのスイッチをオン。きっと素敵な夢が待っています。あ、歯磨きは忘れずにね。
では、お休みなさい…………zzz
Profile / Biography
宮本益光(みやもと ますみつ) 声楽家・オペラ歌手 バリトン
宮本 益光(バリトン)1972年、愛媛県出身。
東京藝術大学卒。同大学大学院修士課程、博士課程修了。論文「オペラの日本語訳詞、その方法論」にて学術(音楽)博士号を取得。
友愛ドイツ歌曲コンクール学生の部第一位。奏楽堂日本歌曲コンクール奨励賞受賞。第69回日本音楽コンクール入選。国際モーツァルトコンクール派遣者選考会にて優秀賞受賞。オペラでは1996年に「ドン・ジョヴァンニ」マゼット役でデビュー。その後1997年「ラ・ボエーム」のショナール、1999年、2000年「ドン・ジョヴァンニ」のタイトル・ロール、2001年東京室内歌劇場公演の「ヴェニスに死す」旅人他一人七役、2002年新国立劇場小劇場シリーズで原嘉寿子「シャーロック・ホームズの事件簿」タイトル・ロール、同年 三善晃「遠い帆」徳川家康役、2003年には新国立劇場で「アラベッラ」、東京室内歌劇場でのアンドレ・プレヴィン「欲望という名の電車」(日本初演)でスタンリー役などに出演、古典作品から現代作品、邦人作品までそのレパートリーは幅広い。
また2004年7月には宮本亜門演出の「ドン・ジョヴァンニ」のタイトル・ロールで二期会デビューを果たし、高い評価を得た。
コンサートでも「第九」をはじめソリストとして活躍。2004年には読売日響「カルミナ・ブラーナ」での演奏が好評を博し、日本テレビ等でも放映された。また「題名のない音楽界21」、「わがまま、気まま、旅気分」、「名曲リサイタル」などテレビ、ラジオにも出演。2005年「テレビ愛媛25」を受賞。その他オペラの日本語訳詞上演について研究しており、これまでに「カルメン」、「ドン・ジョヴァンニ」、「奥様女中」の新日本語訳詞を、2003年には藤沢市民オペラの「地獄のオルフェ」の新日本語訳を発表した。単に演奏だけに留まらぬ多彩な才能を発揮している。
聖徳大学非常勤講師。日本声楽アカデミー会員。二期会会員。
Discography
千の風になって/宮本益光バリトン歌手が贈る深く美しい「千の風になって」。
ピアノ伴奏だけのシンプルな演奏が彼の歌声を引き立てます。
2007年3月7日リリース 配信限定

千の風になって/宮本益光 
C/W:小さな空(作詞・作曲:武満徹)
バリトン歌手としてクラシック界で活躍する、宮本益光が歌う新井満氏作の「千の風になって」。
テノール歌手による「千の風になって」はすでに複数の歌手によってリリースされ話題となっていますが、バリトン歌手による「千の風になって」のリリースはこの宮本益光が初めてでしょう!

UCCS-1079

パパに"育休"の時代に、男声による初めての子守歌集。
子守歌は子供が出会う初めての音楽。だからこそ優れた声楽家による美しい日本語と音楽性豊かな本物を!“パパに育休”の時代に、新進気鋭の若手バリトン宮本益光による子守歌アルバム。外国曲には、すべて松本隆が美しい日本語歌詞を書き下ろし。普遍的な名曲に新たな生命が吹き込まれます。
 宮本益光“おやすみ”
1. 子守唄(作詞:立原 道造/作曲:白日 歩)
2. おやすみ(日本語詞:松本 隆/作曲:シューベルト)
3. おやすみなさい(作詞:中井昌子/作曲:中田喜直)
4. モーツァルトの子守歌(日本語詞:松本 隆/作曲:フリース、伝モーツァルト)
5. おやすみ(作詞:三木露風/作曲:中田喜直)
6. ブラームスの子守歌(日本語詞:松本 隆/作曲:ブラームス)
7. 子守唄(詞:秋田県民謡/作曲:間宮芳生)
8. マリアの子守歌(日本語詞:松本 隆/作曲:レーガー)
9. かやの木山(作詞:北原白秋/作曲:山田耕筰)
10. 眠りなさい(日本語詞:松本 隆/作曲:ドヴォルザーク)
11. ねむの木の子守歌(作詞:皇后陛下/作曲:山本正美)
12. 夢(日本語詞:松本 隆/作曲:トスティ)
13. こもりうた(作詞:野上 彰/作曲:團 伊玖磨)
14. 風の子守歌(作詞:別役 実/作曲:池辺晋一郎)
15. 夢のあと(日本語詞:松本 隆/作曲:フォーレ)
16. 歌ごえはささやく(作詞:中村千栄子/作曲:湯山 昭)
17. ねむけ(作詞:小島秀一/作曲:石桁真礼生)
18. シューベルトの子守歌(日本語詞:松本 隆/作曲:シューベルト)
宮本 益光(バリトン)、寺嶋陸也(ピアノ)
録音:2005年7月23‐26日 牧丘町はなかげホール〈デジタル録音〉
CD:UCCS-1079 \2,800(\2,667)ユニバーサル 2005年10月19日発売
Universal Music