第51回レコード・アカデミー賞~大賞にバルトリの『ベッリーニ:歌劇≪ノルマ≫(全曲)』が決定!

2013.12.02 TOPICS

第51回レコード・アカデミー賞の発表が昨日(12月1日)に行われ、栄えある大賞に、オペラ部門の『ベッリーニ:歌劇≪ノルマ≫(全曲)』(ジョヴァンニ・アントニーニ指揮チューリヒ歌劇場ラ・シンティッラo,チェチーリア・バルトリ(Ms) )が決定した。

レコード・アカデミー賞は、雑誌「レコード芸術」や、書籍、楽譜など、クラシックを中心に幅広い音楽出版物刊行する株式会社音楽之友社が、わが国の音楽文化の向上に資する目的を持って、1963年(昭和38年)に創設したもので、1年間に国内のレコード会社から発売されたクラシック・レコードのうち、雑誌「レコード芸術」誌内の「新譜月評」で高い評価を得たものの中から部門ごとに演奏や録音などの最も優れたディスクを選定し、発売レコード会社を表彰するもの。今年で51回目を迎える同賞は回を重ねるごとに多大の成果をあげ、海外を含め各方面からご注目されている。

このレコード・アカデミー賞で、オペラ部門から大賞が選出されたのは2009年の第47回以来。この時も大賞を受賞したのはバルトリによるベッリーニ・オペラ録音の第1弾となる≪夢遊病の女≫で、バルトリは第1弾に続き第2弾でも大賞を受賞するという快挙を成し遂げることとなった。ちなみにバルトリは銀賞や部門賞を含めると、今回が6度目の受賞となる。

チェチーリア・バルトリは、ヨーロッパを中心に絶大な人気を誇るオペラ歌手で、今年の7月24日に発売となった本作『ベッリーニ』歌劇≪ノルマ  は彼女にとってベッリーニ録音第2弾、5年ぶりとなるオペラ全曲録音アルバム。
古楽器オーケストラによる初の≪ノルマ≫録音で、最新のベッリーニ研究の成果が反映された新クリティカル・エディションによる世界初録音となっており、これまでとは全く違う≪ノルマ≫に仕上がっている。

●第51回レコード・アカデミー大賞受賞作品
『ベッリーニ:歌劇《ノルマ》(全曲)』(Vincenzo Bellini:Norma)
チェチーリア・バルトリ/スミ・ジョー/ジョン・オズボーン
ラ・シンティッラ管弦楽団/指揮:ジョヴァンニ・アントニーニ
好評発売中
SHM-CD仕様 2枚組 UCCD-1381/2 税込定価¥5,000
☆アルバム詳細はこちら⇒

ヴィンチェンツォ・ベッリーニ:歌劇《ノルマ》
ノルマ:チェチーリア・バルトリ(メッゾ・ソプラノ)
アダルジーザ:スミ・ジョー(ソプラノ)
ポリオーネ:ジョン・オズボーン(テノール)
オロヴェーゾ:ミケーレ・ペルトゥージ(バス)
クロティルデ:リリアーナ・ニキテアヌ(メッゾ・ソプラノ)
フラーヴィオ:レイナルド・マシアス(テノール)
ラ・シンティッラ管弦楽団(古楽器オーケストラ)
指揮:ジョヴァンニ・アントニーニ
録音:2011年4月-2013年1月 チューリヒ
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