BIOGRAPHY

ブライアン・ウィルソン (Brian Wilson) 

ポップミュージックの歴史において最も愛されてきた伝説的なソングライター、プロデューサー、アレンジャー、パフォーマー。

10代の頃、ビーチ・ボーイズを結成しキャリアをスタート。1962年7月にキャピトル・レコードと契約し、同年ファーストアルバム『サーフィン・サファリ』をリリース。当初はサーフロックを強調していたが、すぐに他のテーマも取り込むようになり、1966年にリリースされた『ペット・サウンズ』は、史上最高のアルバムの1つとして世界的にも認められた。「アイ・ゲット・アラウンド」、「カリフォルニア・ガールズ」、「素敵じゃないか」、「神のみぞ知る」、そしてナンバー1ヒットとなった「グッド・ヴァイブレーション」などのヒット曲にあるウィルソンの革新的なヴォーカルと楽曲アレンジメントは、ビーチ・ボーイズ、1960年代アメリカを代表するバンドへと導いた。

ブライアン・ウィルソンは、これまでのソロアルバム10作品でも大きな成功を収めている。60年代にレコーディングを始めていた曲を完成に導いてリリースされた2004年の『SMILE / スマイル』は、ビルボードチャートのトップ20入りを果たし、彼に初のグラミー賞をもたらした。2011年にリリースされたビーチ・ボーイズの『スマイル』では、2度目のグラミー賞を獲得。近年では、自身のバンドを従えソールドアウトとなったコンサートツアーでパフォーマンスも披露。ウィルソンは、ケネディー・センター名誉賞を受賞しており、ソングライターの殿堂、イギリスの音楽の殿堂入りを果たしている。

ビーチ・ボーイズのメンバーとしては、1988年にロックの殿堂入りを果たし、2001年には、レコーディング・アカデミーからグラミー賞特別功労賞生涯業績賞を受賞した。