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【ペン字練習帳】俺がルールブックだ?!

2017.11.09 TOPICS

本来、コミュニケーションとは双方間の意思疎通であり、一方通行では無いと思います。

まぁ、絶対王政下とか任侠の世界はまた違うと思いますが、かなり特殊な例です。

 

ある人にとっては当たり前のことでもある人にとってはそうでなかったり、文化や慣習の違いが

あるとはいえど、常識的に「それはどうなの?!」ということは日常で少なからずあります。

 

ちょっと話がずれてしまいますが、最近私が感じた「当たり前トピックス」は

「そばをすする音」について。

ほとんどの外国人(特に欧米)には「音を立てて食べ物をすする」という慣習が無いため、

日本に来てびっくりするとのことです。「不快に思う」とも。

考え方は二通りあって、そばは勢いよく、しかもなるべく早く、ズズッと食べるのが粋な

わけであって、もそもそと音を立てずにゆっくり食べるのは日本人の食べ方ではない。

文化であり慣習なのだから (私はこちら寄りの考え方です)

いや、確かにそうなのだけれども、もし、その場に外国人観光客がいたら、気を使って

本来の食べ方ではないが静かに音を立てずに食べるのがマナーではないかという考え方。

 

うーん。難しいですね。ここには両者の間で文化や慣習の違い、そして、気遣いや

自己を貫き通すという考え方、そして、パワーバランス等々、いろいろな要素が入ってくる

と思います。

 

もうひとつ。 「ゲップ」についてはどう思いますか?

私のまわりの日常でも食事中や食後に人前で勢いよく「ゲップ」をするのはあまり

よろしくないマナーだとされていることが多いです(ビールは別カウントにさせてください)

しかし、中国では「ゲップ」は美味しい食事への最大の賛辞とされています。

 

「イルカ漁」「捕鯨」「犬食用」「穴熊狩り」・・・・・・etc

考えれば考えるほどいろんなことが頭をめぐります。

いつになく長文になってしまいました。

多くのことを考えさせられた今日のみらいさんの一文でした。

 

書道家みらい 監修 – 「30日で身につく ペン字練習帳 教科書でおぼえた美しい名文を綴る」